​挫折

理想的な食を追求するが、挫折し、大切なことに気づくまで、それから農地を借りてからのことを話そうと思います。

実は、一筋縄ではうまくいかない出来事ばかりでした。

開始当初、野菜は完全無農薬少量多品種、炭素循環農法や自然農法で様々な野菜を栽培しました。

出来る野菜もありましたが、多くの野菜はうまくいきませんでした。例えば、キャベツは虫喰いだらけでカーテンみたいになってしまったり、きゅうりは大きくなり過ぎて出荷できないとか。農業の基本が全く出来ていませんでした。

​販売先は主に介護会社のアースと新東名サービスエリアの上下青果直売所。開始後に、畑の直ぐ近くで新東名が開通してサービスエリアが出来て、上り下りの野菜直売所を任され、出店しました。こちらはスタートからかなり幸先の良い売り出しで、3ヶ月で数千万/月ほど販売しました。この販売量は、自分達の作った野菜だけでは足りない為、市内の有機農家さん始め、沢山の農家さんから野菜を仕入れました。継続していく中で、仕入れがメインの業務になっていきました。人手が足りず、スタッフ増員。仕入れ販売に1人、野菜生産に3人の正社員を雇用しました

継続しながら、やはり仕入れメインではなく、農家として生産に力を入れようと決め、「すいーとれたす」

「オレ達のえだ豆」で有名な株式会社 鈴生(すずなり)さんからレタス栽培方法を学び、1,5h(ヘクタール)の農地で栽培を開始しました。素晴らしい技術だったのですが、最初からいきなりはモノにできず、初年度から全くレタスが出来ず、結果として売り上げはほぼ0。悲惨な状況でした。アースが欲しい野菜を作る事も出来ませんでした。それに追い打ちをかけるように、新東名の直売所での売り上げが落ちてきてしまったのです。

結局、仕入れ販売と野菜生産のための人件費や投資は、過剰投資となり大赤字。このままではスタッフを辞めてもらうしかないところまで追い詰められましたが、雇用した社員には、一旦、介護会社へ移って貰うことにしました。会社を潰すわけにはいかない。そのため、借金を作りました。

この、どん底状態で、自分を放り出してくれた事で覚悟を決め、一人で死ぬ気で栽培し続けました。

借金を作り、売り上げ、数字を作らなければ会社は潰れる、家も土地も取られる。

僕には、大切な家族がいます。なんとかしなければ、こんなにかわいい子供達、信頼し支え続けてくれる妻を裏切る事になってしまう、不安と恐怖の方が農業の喜びより大きい時期が続いていました。

​                                                                                                                                           続きを読む(物語3)

 

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